フラれるということ

昨日は40代の男性会員さんと 焼肉屋さんに行ってきました。

 


いつもご馳走になっているからと仰られ、今回はお言葉に甘えて肉食女子になっておもてなしを受けてまいりました。

こちらの彼は、今年に入ってお見合いと交際でフラれ続けておりまして、 少し失意の中にいらっしゃいました。

 

 

武道の世界と婚活を一緒にするのはたいそう強引かもしれませんが、
柔道は技を学ぶ前に まず受け身を体得していくのだと聞きます。

何度も投げられ倒される経験を積みながら強くなっていくのであれば、それはお見合いも一緒です。

 

お見合いは…、特に男性はですがフラれる回数は結婚するまでに人によっては半端なく経験するものです。

 

単に経験を積むだけではなく、その時私が大切にしているのは、《何を感じたか》《何につなげていこうか 》という、心の中に在るものを言語化していく~ふりかえり~を最も大きな焦点にしています。

 

この経験で、目覚ましく人は変容していくものなのです。

私はそれを目の当たりにしているので確信があります。

 

私たちは小さな頃から、親からや学校教育から、すべての行動は正しくなくてはいけない
失敗をしてはいけない
と洗脳されて 大人になりました。

もし、この呪縛から解き放たれたら、どれだけ心が楽になる事か。

解き放たれた私は、それを声を大にして言いたいのです。

 


柔道も倒されることが怖く無くなったとき、婚活もお断られが怖く無くなったとき、人生も失敗を怖れなくなったとき、本当の意味で強くなります。

 

 

焼肉屋さんで、一緒に火を囲んで食べるという作業を通して、本当にその人らしさが見えてきます。

 

彼のホームグラウンドの行きつけの焼肉屋さんだったとはいえ、昨日の彼のホスピタリティーはとても素晴らしかったです。

ずっとトングを手元に置いて、私の食べるスピードに合わせて絶妙な焼き加減のお肉を提供してくれました。

思い返せば、こちらの男性と出会った三年前は、ご紹介で伺ったご訪問時にひどく罵られて、悔しい思いをして帰ったものです。

 

『こんにゃ~ろ❗️誰があんなやつ入会させるもんかふーんだ‼️』


(この時はご縁がなく、その2年後にご入会くださいるのですが…)

 

楽しくご馳走になった帰り道は、お肉の美味しさと、この彼の素敵な変容に、お腹も心も一杯になりました。